Logitec LAN-W300N/U2およびLAN-W300N/U2は、802.11b/g/nに対応したUSB無線LANアダプタです。Openblocks AX3での動作検証を行いました。
OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。
<検証環境>
OpenBlocks AX3/4 Debian 6.0 kernel: 3.0.6
1. 対応ドライバと事前準備
RT2870を使用しており、AX3のkernel-3.0.6では、rt2800usbドライバでサポートされています。
上記バージョンのrt2800usbドライバには、すでにLAN-W300N/U2およびU2SののデバイスIDが追加されていますが、LAN-W300N/U2Sの場合は、カーネルの再構築時に、
CONFIG_RT2800USB=m (またはy)
とするだけでなく、
CONFIG_RT2800USB_UNKNOWN=y
も設定する必要があります。
(今回使用したカーネルでは再構築の必要はありませんでした)
lsusbによるデバイスのIDは以下の通りです。
<LAN-W300N/U2>
#lsusb
Bus 001 Device 002: ID 0789:0166 Logitec Corp. LAN-W300N/U2 Wireless LAN Adapter
<LAN-W300N/U2S>
# lsusb
Bus 001 Device 002: ID 0789:0169 Logitec Corp.
加えて、上記ドライバを使用する場合、ralink社のサイトより、
rt2870のファームウェア: rt2870.bin
を取得し、/lib/firmwareの下に置く必要があります。
dmesgでは以下のメッセージが表示されます。
<LAN-W300N/U2>
usb 1-1: new high speed USB device number 2 using ehci_marvell
usb 1-1: New USB device found, idVendor=0789, idProduct=0166
usb 1-1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
usb 1-1: Product: 802.11 n WLAN
usb 1-1: Manufacturer: Ralink
usb 1-1: SerialNumber: 1.0
:
wlan0: authenticate with 00:1d:73:c2:f4:00 (try 1)
wlan0: authenticated
wlan0: associate with 00:1d:73:c2:f4:00 (try 1)
wlan0: RX AssocResp from 00:1d:73:c2:f4:00 (capab=0x411 status=0 aid=6)
wlan0: associated
<LAN-W300N/U2S>
usb 1-1: new high speed USB device number 2 using ehci_marvell
usb 1-1: New USB device found, idVendor=0789, idProduct=0169
usb 1-1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
usb 1-1: Product: 802.11 n WLAN
usb 1-1: Manufacturer: Ralink
usb 1-1: SerialNumber: 1.0
:
wlan0: authenticate with 00:1d:73:c2:f4:00 (try 1)
wlan0: authenticated
wlan0: associate with 00:1d:73:c2:f4:00 (try 1)
wlan0: RX AssocResp from 00:1d:73:c2:f4:00 (capab=0x411 status=0 aid=7)
wlan0: associated
インタフェースはwlan0となります。
2. wpasupplicantパッケージの導入およびインタフェースの設定
以下の記事を参照して下さい。
【.tested】Logitec LAN-W150N/U2WH(BK) 無線LANアダプタ [AX3]
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