ELECOM UCAM-DLA200Hは、USB接続のWebカメラです。
OpenBlocks AX3において接続検証を行いました。
OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。
<検証環境>
OpenBlocks AX3/4 Debian 6.0 kernel: 3.0.6
ELECOM UCAM-DLA200H Webカメラ
ELECOM U2H-TZS410B USBハブ
RATOC USBDVI2 USBディスプレイアダプタ
OKI Minikeyboard Pro-R ポインティングデバイス付きミニキーボード
1. 対応ドライバと事前準備
UCAM-DLA200Hは、UVC(USB Video Class)に対応したWebカメラであり、接続に必要なドライバは、3.0.6のカーネルパッケージに含まれています。
UVCを有効にするには、以下のCONFIGを追加してカーネルを再構築する必要があります。
CONFIG_MEDIA_SUPPORT=m
CONFIG_VIDEO_DEV=m
CONFIG_VIDEO_V4L2=m
CONFIG_USB_VIDEO_CLASS=m
dmesgでは、以下のメッセージが表示されます。
usb 1-1.3: new high speed USB device number 4 using ehci_marvell
usb 1-1.3: New USB device found, idVendor=056e, idProduct=700a
usb 1-1.3: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
usb 1-1.3: Product: Venus USB2.0 Camera
usb 1-1.3: Manufacturer: Vimicro Corp.
:
:
uvcvideo: Found UVC 1.00 device Venus USB2.0 Camera (056e:700a)
input: Venus USB2.0 Camera as /devices/platform/ehci_marvell.0/usb1/1-1/1-1.3/1-
1.3:1.0/input/input0
デバイス名は、/dev/video0 となります。
2. 動作検証
ffmpegにて動画キャプチャをしてみました。
ffmpegの導入は、aptitudeコマンドにてDebian/squeezeのパッケージを使用します。
# aptitude install ffmpeg
使用例は以下の通りです。
# ffmpeg -f video4linux2 -s 320x240 -i /dev/video0 test.mpg
前回、X11環境を構築していますので、gnomeデスクトップに含まれるCheeseでキャプチャしてみました。
動画のキャプチャに関しては、適切なアプリケーションやコーデックの導入が必要なのですが、
xawtvでカメラからの入力されたデータを画面に出力してみる限り、カメラからのデータ転送自体には問題はないようです。
今回はデバイスのテストを目的としていますので、ストリーミングなどのソリューションに関しては、別途検証したいと思います。
なお、今回、UVC対応のビデオカメラのテストを行うとともに、USBハブ経由で、ディスプレイアダプタおよびキーボード、マウスを接続しました。
使用したUSBハブに関しても、検証リストに加えています。
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