Buffalo製 USB無線LANアダプタ、 WLI-UC-GをOpenblocks A6において動作検証を行いました。
OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。
<検証環境>
OpenBlocks A6 Debian 6.0 kernel: 2.6.31.8
1. 対応ドライバと事前準備
RT2571WFを使用しており、A6のkernel-2.6.31では、rt73usbドライバでサポートされています。
上記バージョンのrt73usbドライバには、WLI-UC-Gのデバイスは登録されていません。
/usr/src/linux/drivers/net/wireless/rt2x00/rt73usb.c
に以下の行を追加して、カーネルを再構築してください。
/* Buffalo */
{ USB_DEVICE(0x0411, 0x00d8), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
{ USB_DEVICE(0x0411, 0x00f4), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
{ USB_DEVICE(0x0411, 0x0116), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
{ USB_DEVICE(0x0411, 0x0119), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
{ USB_DEVICE(0x0411, 0x0137), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
/* CNet */
{ USB_DEVICE(0x1371, 0x9022), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
{ USB_DEVICE(0x1371, 0x9032), USB_DEVICE_DATA(&rt73usb_ops) },
また、このドライバをを使用する場合は、以下のドライバモジュールも有効にしておく必要があります。
(ただし、今回使用したカーネルではすでに組み込まれていましたので、こちらは変更していません)
CONFIG_CRC_ITU_T=m
:
CONFIG_RT2X00=m
CONFIG_RT73USB=m
CONFIG_RT2800USB=m
CONFIG_RT2X00_LIB_USB=m
CONFIG_RT2X00_LIB=m
CONFIG_RT2X00_LIB_HT=y
CONFIG_RT2X00_LIB_FIRMWARE=y
CONFIG_RT2X00_LIB_CRYPTO=y
CONFIG_RT2X00_LIB_RFKILL=y
なお、このドライバを使用する場合、ralink社のサイトより、
rt2571Wのファームウェア: rt73.bin
を取得し、/lib/firmwareの下に置く必要があります。
もしくは、debian/squeezeのnon-freeパッケージに、firmware-ralinkがありますので、こちらを導入してもよいでしょう。
dmesgでは以下のメッセージが表示されます。
usbcore: registered new interface driver rt73usb
インタフェースはwlan0となります。
2. wpasupplicantパッケージの導入およびインタフェースの設定
以下の記事を参照して下さい。
【.tested】Logitec LAN-W150N/U2WH(BK) 無線LANアダプタ [AX3]
以上、前回AX3で検証した、Buffalo WLI-UC-Gに関しては、A6においても標準のカーネルパッケージにて対応が可能でした。
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