Openblocks AX3およびA6/A7での動作検証を行いました。
OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。
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<検証環境>
Debian 6.0 squeeze
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.0.6
OpenBlocks AX6 kernel: 2.6.31
Debian 7.1 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A7 kernel: 3.2.40
1. 対応ドライバと事前準備
本デバイスは、ASIX社のAX88179を使用しています。
AX88179は、現在Aシリーズ向けにリリースされているどのパッケージにおいても、カーネル組み込みのasixドライバではサポートされていないため、ASIX社のWebページよりドライバソースをダウンロードしてドライバを構築、インストールする必要があります。
構築するための環境に際しては、カーネルの構築環境が必要となります。以下の記事を参考に、必要なモジュールを入手し、一度再構築を行ってください。
ドライバの構築だけの目的の場合は、ファームウェアの作成は必要ありません。
また、/lib/modules/<カーネルのバージョン番号>/buildが無い場合は、以下のリンクを作成してください。
# ln -s /usr/src/linux-<カーネルのバージョン番号> /lib/modules/<カーネルのバージョン番号>/build
・ドライバのソースコードを入手
以下のページより、最新のドライバを入手してください。
ASIX AX88179 - ASIX AX88179 - USB3.0 to 10/100/1000M Gigabit Ethernet Controller:
現時点での、最新バージョン、1.5は、以下のURL操作により直接入手出来ます。
・ソースコードの展開# wget http://www.asix.com.tw/FrootAttach/driver/AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar.bz2
# bzip2 -d AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar.bz2
# tar xvf AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar
# tar xvf AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE.tar
bzip2が無い場合は、aptitudeコマンドによりインストールして下さい。
・ドライバ構築およびインストール
本製品のベンダーIDおよびデバイスIDは既に定義されており、修正などは必要ありません。
# cd AX88179_178A_LINUX_DRIVER_v1.5.0_SOURCE
# make install
# make install
・ドライバの導入
デバイスをUSBポートに差し込むことによりドライバが自動的に組み込まれます。
A6/Debian 6.0のdmesgでは以下の様に出力されます。
ASIX USB Ethernet Adapter:v1.5.0 16:52:51 Sep 3 2013
http://www.asix.com.tw
usb%d: mtu 1500
eth1: register 'ax88179_178a' at usb-ehci_marvell.70059-1, ASIX AX88179 USB 3.0 Gigibit Ethernet, 34:95:db:04:1a:90
usbcore: registered new interface driver ax88179_178a
http://www.asix.com.tw
usb%d: mtu 1500
eth1: register 'ax88179_178a' at usb-ehci_marvell.70059-1, ASIX AX88179 USB 3.0 Gigibit Ethernet, 34:95:db:04:1a:90
usbcore: registered new interface driver ax88179_178a
ただし、AX3、A6、A7ともに、Debian 7.1/Kernel 3.2.40では、カーネルブート時にドライバをうまく読み込めません。(起動後に差し込むと認識します)
今回は、安易な対策にはなりますが、/etc/modulesに、以下の記述を追加し、強制的に読み込みを行うことにより回避しました。
ax88179_178a
インターフェースは、他に追加デバイスをつけていないならば、A6はeth1、AX3/2およびA7はeth2、AX3/4はeth4になります。
2. デバイスの使用方法
内蔵のeth0等と同様に、/etc/network/interfacesで起動時の設定を行います。
A6の場合はeth1を新規に記述します。
auto eth1 # 固定アドレスの場合
iface eth1 inet static
address 192.168.253.254
network 192.168.253.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.253.255
iface eth1 inet static
address 192.168.253.254
network 192.168.253.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.253.255
auto eth1 # DHCPを使用する場合
iface eth1 inet dhcp
iface eth1 inet dhcp
3. 1000BASE-TXおよび100BASE-TX Hubとのリンクの確認
1000BASE-TXのSwitch Hubおよび100BASE-TXのSwitch Hubに接続し、それぞれ1000BASE-TX、100BASE-TXにてリンクアップし、通信の確認をしました。
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