2013年5月13日月曜日

[.tested] docomo L-05A [debian Wheezy][AX3][A6]



docomo L-05Aは、USBモバイル通信アダプタです。
このデバイスに関しては、AX3/A6ともに、Debian 6.0 (squeeze)ベースのファームウェアでのデバイス評価は行ってきましたが、先日β公開されたDebian 7 (Wheezy)環境において、改めて評価作業を行いました。
また、今回は、IIJmioの高速モバイル/D SIMによる接続を行います。


OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

<検証環境>
Debian 7.0 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.36
OpenBlocks A6 kernel: 3.2.36

<使用機器>
OpenBlocks AX3
OpenBlocks A6
docomo L-05A
IIJmio 高速モバイル/D SIM

1. 対応ドライバと事前準備


本デバイスは、ゼロインストール機能を持つため、起動時(もしくはUSBに接続を行った時)はCD-ROMデバイスとして認識されます。
このモードを変更するためには、usb_modswitchを使用するのが一般的ですが、L-05Aはusb_modeswitchに設定があるものの、実際にはうまく切り替わりません。
この件は、Debian 7.0のパッケージでも同様であり、結局は、cdromデバイスをejectするという方法で回避する必要があります。
この場合、usb_modeswitchがインストールされていると、その影響でcdromデバイスが見えなくなることがありますので、その場合は、アンインストールするか、
/lib/udev/rules.d/40-usb_modeswitch.rulesの以下の部分をコメントアウトして下さい。

 :
# LG L-05A
#ATTRS{idVendor}=="1004", ATTRS{idProduct}=="613a", RUN+="usb_modeswitch '%b/%k'"
 :

L-05Aはブート時もしくは挿入時、以下の様に認識されます。

usb 1-1: new high speed USB device using ehci_marvell and address 4
usb 1-1: configuration #1 chosen from 1 choice
scsi3 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
usb-storage: device found at 4
usb-storage: waiting for device to settle before scanning
scsi 3:0:0:0: CD-ROM            LGE      CD-ROM           1.00 PQ: 0 ANSI: 2
sr0: scsi-1 drive
sr 3:0:0:0: Attached scsi CD-ROM sr0
sr 3:0:0:0: Attached scsi generic sg1 type 5
usb-storage: device scan complete

 ejectコマンドにより、sr0をejectすると、デバイスのモードが切り替わり、モデムデバイスに切り替わります。

# eject /dev/sr0

usbserial/cdc_acmドライバは本デバイスのIDをサポートしており、GSMモデムとして認識します。

usb 1-1: new high speed USB device using ehci_marvell and address 3
usb 1-1: configuration #1 chosen from 1 choice
cdc_acm 1-1:1.0: ttyACM0: USB ACM device
cdc_acm 1-1:1.2: ttyACM1: USB ACM device
cdc_acm 1-1:1.4: ttyACM2: USB ACM device
usbcore: registered new interface driver cdc_acm
cdc_acm: v0.26:USB Abstract Control Model driver for USB modems and ISDN adapters

デバイス名は、/dev/ttyACM00~/dev/ttyACM2が出てきますが、
ATコマンドでの確認や、pppdでの接続では、/dev/ttyACM0を使用します。

2. 接続方法


接続は、他のモバイル通信アダプタと同様、pppconfigで設定を行います。

pppconfigをインストールします。

# aptitude install pppconfig

今回は、 IIJ mio 高速モバイル/D用のSIMを使用しました。

APNの設定の確認は、minicomなどの端末プログラムを使用し、以下のコマンドで行います。

AT+CGDCONT?

新たにAPNを割り付ける場合は、ATコマンドで

AT+CGDCONT=n,"IP","iijmio.jp"
( n=cid )

として割り付けてください。

pppconfigの設定は以下の通りです。

Provider Name  mio
Configure Nameservers (DNS)  Dynamic
Authentication Method for test  PAP
User Name  mio@iij
Password  iij
Speed  460800
Pulse or Tone  Tone
Phone Number * 99***<cid>#
Choose Modem Config Method  No
Select Modem Port  Manual
Manually Select Modem Port  /dev/ttyACM0

eth0や他のインタフェースが有効になっている場合は、/etc/ppp/peers/mioに、以下の行を加えることにより、defaultrouteが変更されます。

replacedefaultroute

上記設定により、外部のサーバにアクセス出来ることを確認しました。

# ifconfig ppp0
ppp0      Link encap:Point-to-Point Protocol
          inet addr:10.196.126.229  P-t-P:10.64.64.64  Mask:255.255.255.255
          UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:8 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:9 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:3
          RX bytes:244 (244.0 B)  TX bytes:208 (208.0 B)

なお、一度poffにより切断し、ponコマンドにより再接続すると、切断直後の接続ではFailed (NO CARRIER)となりますが、再度ponコマンドにより接続をすると、ダイヤル可能となり接続が出来ます。

0 件のコメント:

コメントを投稿