OpenBlocks Aシリーズでの接続検証を行いました。
OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。
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<検証環境>
Debian 7.0 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A7 kernel: 3.2.40
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A7 kernel: 3.2.40
<使用機器>
OpenBlocks AX3
OpenBlocks A7
REX-USB56
OpenBlocks A7
REX-USB56
1. 対応ドライバと事前準備
本デバイスは、Conexant USB MODEM CX93010 chipを採用しており、cdc_acm driverでサポートされています。
本デバイスを使用するための特別な設定は必要ありません。
dmesgの出力
usb 1-1.1: new full-speed USB device number 7 using orion-ehci
usb 1-1.1: New USB device found, idVendor=0572, idProduct=1321
usb 1-1.1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
usb 1-1.1: Product: USB Modem
usb 1-1.1: Manufacturer: Conexant
usb 1-1.1: SerialNumber: 24680246
cdc_acm 1-1.1:1.0: ttyACM0: USB ACM device
usb 1-1.1: New USB device found, idVendor=0572, idProduct=1321
usb 1-1.1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
usb 1-1.1: Product: USB Modem
usb 1-1.1: Manufacturer: Conexant
usb 1-1.1: SerialNumber: 24680246
cdc_acm 1-1.1:1.0: ttyACM0: USB ACM device
lsusbの出力
# lsusb
Bus 001 Device 007: ID 0572:1321 Conexant Systems (Rockwell), Inc.
Bus 001 Device 007: ID 0572:1321 Conexant Systems (Rockwell), Inc.
minicomにより、ATコマンドの受付を確認しました。
2. PPP接続の方法 (接続未確認)
接続は、他のモバイル通信アダプタと同様、pppconfigで設定を行います。
pppconfigをインストールします。
# aptitude install pppconfig
pppconfigの設定は以下の通りです。
Provider Name | xxx |
Configure Nameservers (DNS) | Dynamic |
Authentication Method for test | PAP |
User Name | アカウント名(*1) |
Password | パスワード(*1) |
Speed | 115200 |
Pulse or Tone | Tone |
Phone Number | xxx-xxx-xxxxx |
Choose Modem Config Method | No |
Select Modem Port | Manual |
Manually Select Modem Port | /dev/ttyACM0 |
(*1) プロバイダより提供されたアカウント名、パスワードを使用してください。
(*2) プロバイダより提供された番号を使用してください。
eth0や他のインタフェースが有効になっている場合は、/etc/ppp/peers/xxxに、以下の行を加えることにより、defaultrouteが変更されます。
replacedefaultroute
一般的には、上記の設定で接続出来るはずです。
はずです、と書いたのは、現在当社もしくは私個人には、アナログのダイヤルアップ接続先の契約がないことと、当社の電話回線の設定で、0088番で始まる契約フリーな接続サービスへの発呼も出来ないことが原因です。
そのため、本デバイスの通信機能に関しては、次項の通り、fax送信により行いました。
3. efaxによるfax送信による検証
REX-USB56は、G3 FAXにも対応していますので、efaxにより設定を行いました。
efaxをインストールします。
# aptitude install efax
efaxの設定は、送信のテストのみのため、最低限の設定のみ行っています。
:
DEV=ttyACM0
:
DEV=ttyACM0
:
FROM="+81 3 3xxx xxxx":
NAME="PLAT'HOME OBDN_Magazine":
TELCVT='sed -e s/+81 */0/' # JP:
DIALPREFIX="P":
postscript形式のファイルを用意し、送信してみます。
#fax send -v <発信先電話番号> test.ps
psファイルは、ghostscriptなどを使用してpdfファイル等から変換してもいいでしょう。
上記の手順にてfax送信を行い、受信を確認しました。
4. さいごに
今回は、モデムの各種設定や、発呼、fax送信までの確認を行いました。
検証としては、不完全な状況ですが、お貸出の期限もあるため、今回はここまでとします。
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