2012-08-08

[.tested] RATOC REX-USBDVI2 最新版udlfbの導入 [AX3]



AX3に加えて、A6においても、Displaylink DL-195を使用した、USBディスプレイアダプタ REX-USBDVI2の動作検証を行ったのですが、A6と同様に、AX3に関しても、udlfbをplagableから最新のソースツリーをgit cloneして検証しました。

以前の検証記事はこちら。
【.tested】RATOC REX-USBDVI2 ディスプレイアダプタ [AX3]

1. カーネルの再構成
前回は、3.0.6カーネルに組み込まれたmoduleを使用しましたが、今回は、別に組み込むため、CONFIG_FB_UDLをコメントアウトして、カーネルを再構築します。
# CONFIG_FB_UDL=m

前回使用したカーネルではudlfb回りは標準のdefconfigのままですが、もし、独自にカーネルを構築している場合は、A6での検証記事を参考にして、必要なCONFIGを追加してください。

2. udlfbの作成
gitをインストールしていない場合は、以下の手順によりインストールしてください。

# aptitude install git-core

udlfbのソースコードを入手します。

# git clone http://git.plugable.com/webdav/udlfb

udlfbディレクトリ下にソースコードが展開されます。

# cd udlfb
# make
# make install

3. xf86-driver-displaylink ドライバの構築
今回は、前回構築したものを使いました。
構築方法は、
【.tested】RATOC REX-USBDVI2 ディスプレイアダプタ [AX3]
を参考にしてください。

4. Xorgの設定
/etc/X11/xorg.confに以下の設定をしてください。


Section "Files"
ModulePath "/usr/lib/xorg/modules"
ModulePath "/usr/local/lib/xorg/modules"
EndSection
Section "Device"
        Identifier      "DisplayLinkDevice"
        driver          "displaylink"
        Option  "fbdev" "/dev/fb0"
EndSection

5. 動作検証
1920x1080 LCDディスプレイを使用してみました。






3.0.6カーネルに含まれるものと、バージョンは0.4と同じであるため、新しいデバイスなどへのアプローチをしないならば、前回の設定のままでも良いかもしれません。

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