2013年12月6日金曜日

[.tested] SII MB-B100-00 CDMA 1X 通信アダプタ [debian Wheezy][AX3][A7/A6]



SII MB-B100-00は、CDMA 1x 通信モジュール(セイコーインスツル製 WM-M200A)を内蔵したKDDI CDMA1x 汎用通信アダプタです。
KDDI CDMA 1x 通信サービスを利用して、パケット通信、SMS 受信、GPS 測位を行うことができます。
今回は、本装置によるパケット通信サービスをOpenBlocks AX/A7/A6で 利用するための検証を行います。

OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するデバイスの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

<検証環境>
Debian 7.1 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A6/A7 kernel: 3.2.40

<使用機器>
OpenBlocks AX3
OpenBlocks A6/A7
SII MB-B100-00 CDMA 1X 通信アダプタ

1. 事前準備


本装置は、RS-232Cインタフェースにより接続します。
OpenBlocksの場合は、RS-232Cポートに接続しますが、他社の外付けモデムと同様に、別売の
シリアル変換アダプタ(ストレート) PH-RD/RH/600を使用します。
(添付のクロスアダプタを使用する場合は、Dsub9pinのオスメスのシリアルクロスケーブルにより接続して下さい)


RS-232Cポートのデバイス名は、
/dev/ttyS1
になります。


2. 接続方法


接続は、他のモバイル通信アダプタと同様、pppconfigで設定を行います。

pppconfigをインストールします。

# aptitude install pppconfig

pppconfigの設定は以下の通りです。

Provider Name  au
Configure Nameservers (DNS)  Dynamic
Authentication Method for test  PAP
User Name  アカウント名(*1)
Password  パスワード(*1)
Speed  19200
Pulse or Tone  Tone
Phone Number  電話番号(*2)
Choose Modem Config Method  No
Select Modem Port  Manual
Manually Select Modem Port  /dev/ttyS1

(*1) 通信事業者より提供されたアカウント名、パスワードを使用してください。
(*2) 通信事業者より提供された番号を使用してください。

/etc/chatscripts/auを編集します。
ATZコマンドはこのモジュールの場合使用出来ません。
また、その後の処理も一部変更しています。
(****は発信する電話番号のため、置き換えてください)

# This chatfile was generated by pppconfig 2.3.18.
# Please do not delete any of the comments.  Pppconfig needs them.
#
# ispauth PAP
# abortstring
ABORT BUSY ABORT 'NO CARRIER' ABORT VOICE ABORT 'NO DIALTONE' ABORT 'NO DIAL TON
E' ABORT 'NO ANSWER' ABORT DELAYED
# modeminit
#'' ATZ
# ispnumber
#OK-AT-OK "ATDT****"
'' "ATDT****"
# ispconnect
CONNECT \d\c
# prelogin

# ispname
# isppassword
# postlogin

# end of pppconfig stuff

eth0や他のインタフェースが有効になっている場合は、/etc/ppp/peers/auに、以下の行を加えることにより、defaultrouteが変更されます。

replacedefaultroute


上記設定により、外部のサーバにアクセス出来ることを確認しました。

# pon au
# ifconfig ppp0
ppp0      Link encap:Point-to-Point Protocol
          inet addr:106.170.173.51  P-t-P:210.169.0.102  Mask:255.255.255.255
          UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:3 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:4 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:3
          RX bytes:72 (72.0 B)  TX bytes:87 (87.0 B)

ただ、poffコマンドにより通信終了後、最初のATコマンドの出力が”NO CARRIER"となり、ponによる再ダイヤルの最初の1回目がエラーになります。
これを避けるためには、再度ダイヤルするか、リセット用の専用プログラムを作成し、ATコマンドを1度実行するなどの対策が必要かと思います。

なお、コンシューマ向けの機器と違い、M2M向けは通信データ量に対しての従量課金が細かく定義されるため、評価を行う際は、条件に注意して行ってください。

0 件のコメント:

コメントを投稿