2013年7月24日水曜日

【.tested】RATOC REX-USBDVI2 ディスプレイアダプタ [Debian Wheezy][AX3][A6]



RATOC REX-USBDVI2は、USBディスプレイアダプタです。
今回は、先日リリースされたDebian 7.1環境ににおいて本アダプタを使用したX環境の構築についての検証を行います。

( 7/24 追記 )
Debian 7.1正式版が公開されましたので、再度検証しました。
本デバイスを使用される方は、 上記リンクより、リリース版のファームウェアをご利用下さい。


OBDN技術ブログによる動作検証は、該当するハードウェアの動作を保証およびサポートを行うものではありません。
内容に関するご指摘などありましたら、ブログ記事の担当までご連絡下さい。

<検証環境>
Debian 7.1 Wheezy
OpenBlocks AX3/4 kernel: 3.2.40
OpenBlocks A6 kernel: 3.2.40

<使用機器>
OpenBlocks AX3 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
OpenBlocks A6 DPパッケージ (もしくは、SSD搭載モデル)
REX-USBDVI2 USBディスプレイアダプタ
OKI Minikeyboard Pro ポインティングデバイス付きミニキーボード

1. ドライバの準備


Debian Wheezyパッケージにより提供される3.2.40カーネルに標準で組み込まれたFrame Buffer用ドライバudlfbを使用します。
また、Debian Wheezyにより提供されるX環境は本ディスプレイアダプタに対応しているため、前回の評価で行ったような、ドライバの構築作業は必要ありません。

dmesgでは以下の様に表示されます。

udlfb: DisplayLink REX-USBDVI2 - serial #240450
udlfb: vid_17e9&pid_0129&rev_0001 driver's dlfb_data struct at eed33800
udlfb: console enable=1
udlfb: fb_defio enable=1
udlfb: shadow enable=1
udlfb: vendor descriptor length:29 data:29 5f 01 0027 00 04 04 01 00 03
udlfb: DL chip limited to 2360000 pixel modes
udlfb: allocated 4 65024 byte urbs
mousedev: PS/2 mouse device common for all mice
udlfb: 1280x1024 valid mode
udlfb: 720x400 valid mode
udlfb: 640x480 valid mode
udlfb: 640x480 valid mode
udlfb: 640x480 valid mode
udlfb: 640x480 valid mode
udlfb: 800x600 valid mode
udlfb: 800x600 valid mode
udlfb: 800x600 valid mode
udlfb: 800x600 valid mode
udlfb: 832x624 valid mode
udlfb: 1024x768 valid mode
udlfb: 1024x768 valid mode
udlfb: 1024x768 valid mode
udlfb: 1280x1024 valid mode
udlfb: 1152x864 valid mode
udlfb: 1280x1024 valid mode
udlfb: 1280x960 valid mode
udlfb: 1152x864 valid mode
udlfb: Reallocating framebuffer. Addresses will change!
udlfb: 1280x1024 valid mode
udlfb: set_par mode 1280x1024
udlfb: DisplayLink USB device /dev/fb0 attached. 1280x1024 resolution. Using 5120K framebuffer memory
usbcore: registered new interface driver udlfb

17inch液晶モニタに接続した状態で、fbsetは以下の値を返します。

# fbset -i

mode "1280x1024-60"
    # D: 108.003 MHz, H: 63.983 kHz, V: 60.021 Hz
    geometry 1280 1024 1280 1024 16
    timings 9259 248 48 38 1 112 3
    hsync high
    vsync high
    rgba 5/11,6/5,5/0,0/0
endmode

Frame buffer device information:
    Name        : udlfb
    Address     : 0xfa402000
    Size        : 2621440
    Type        : PACKED PIXELS
    Visual      : TRUECOLOR
    XPanStep    : 0
    YPanStep    : 0
    YWrapStep   : 0
    LineLength  : 2560
    Accelerator : No


2. X環境のインストールと設定


・X11パッケージの導入

まずは、X11の環境をインストールします。

# aptitude install xorg

その他、ウィンドウマネージャ等、X11関連のパッケージリストは以下にありますので、環境整備に必要と思われるものをインストールしてください。

Debian リファレンス / 第7章 X Window システム

・Xorgの設定

特に設定の必要はありません。

3. Xの起動のテストと、ウィンドウマネージャの導入


起動の前に、A6の場合はswapを追加設定することをおすすめします。
標準状態では、swapは未使用の状態になっています。
設定方法に関しては、

OpenBlocks A6 FAQ: SWAPを設定するには、どのようにすれば良いですか

を参照してください。

# xinit

として、xを起動し、画面表示、入力デバイスの入力を確認してください。

Gnome環境の導入

今回のテストでは、以下の様にgnomeのパッケージをインストールしgdmによりログインが可能な状態としました。

# aptitude install gnome-desktop-environment


Debian Wheezyにはarmhf/armel版のLibreOfficeパッケージもあり、gnomeを入れると合わせて導入されるようです。


dpkg-reconfigure localesでja.UTF8を選択しておけば、環境は自動的に日本語表示環境となります。
日本語入力には、ibus-anthyを使用しています。( インストール後、システムツール-設定-iBusの設定で、インプットメソッドにAnthyを追加する必要がありました)

LXDEを使用した軽量な環境の導入

比較的軽い環境を導入したい場合は、LXDEなどがおすすめです。
必要最低限のものと、軽量なブラウザだけをインストールする場合は、以下の構成を試してみてください。

# aptitude install --without-recommends lxde
# aptitude install --without-recommends ttf-vlgothic
# aptitude install ibus-anthy
# aptitude install --without-recommends midori

ディスプレイマネージャとしては、lightdmなどがあります。

# aptitude install lightdm


dpkg-reconfigure localesでja.UTF8を選択しておけば、環境は自動的に日本語表示環境となります。
ibus-anthyは、起動後にiBusの設定によりインプットメソッドとしてanthyを追加して下さい。

4.さいごに


新しいDebian Wheezy環境にてREX-USBDVI2およびOKI Minikeyboard ProによるX環境の評価をしてみましたが、前回の様な作業が一切必要なく、非常に簡単に環境構築が行えました。
また、新ファームウェアおよびwheezy環境移行後は、本デバイスを用いたXの環境は安定して利用出来ています。



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