2012年2月3日金曜日

Byodというトレンド

Byodをどのレベルで社内で運用するのがベストなのでしょう。
MDMを入れた端末は、個人のもの、「own device」と呼ぶべきものではなく、細かく管理をすることを考えれば、業務だけに機能を絞った端末を使用するべきだと思うのです。
 Byodという言葉のもとし、個人のデバイスに業務を割り込ませることがこの先のトレンドだと、言わんばかりの勢いではありますが、個人の端末を使う利点とはどういうことでしょう。

個人の端末を持ち込みたい理由を考えるに、

1.自分の能力を補うには、会社のPCより個人が選び整えたPC環境が望ましい
2.鞄に複数の端末をもって歩くのは嫌
3.そもそも、業務と個人のソーシャル活動の境目が曖昧

ということが上げられます。1は、個人の職務能力を引き上げる効果を期待できますし、2は、社員の負担を考えると、1台でまかなえるのが理想かな、とは思います。3はいわずもがなですが、受け入れられるかは職務や会社の考え方に拠ります。

Byod という言葉が出はじめた背景を考えるに、この「曖昧さ」、が重要で、企業がよりフレキシブルな情報システム環境を提供する代わりに、個人に従来求められた 能力だけでなく、ソーシャルな繋がりや、時間外での自発的な会社貢献を得ようとすることを、暗に示唆しているとも言えます。

理 想を言えば、どのような個人端末をネットワークに接続しても、企業内の情報システムやセキュリティが破綻しないシステムであるべきで、そのための IPS/IDS、そのための検疫ネットワーク、そのためのセキュリティフィルタ、そのためのフォレンジックなど、先手を打った実装が必要かと思います。


しかしながら、システムに頼れば何かしら漏れた部分より問題が出ることが常であり、現実的には社内規定や誓約書により、事前に責任の所在をはっきりさせておくことが重要です。
また、個人端末を会社で使用する場合、漠然と業務上のメリットだけに注目するのではなく、それにより、どういった業務上の効果があるのかを求める側も求められる側も把握し、それまでの業務と同様に評価基準を設ける必要もあるかもしれません。

現 状では、個人端末の持ち込みは許可するものの、会社の重要なネットワークには直接接続しない、もしくは、会社の情報資産にアクセスするのは仮想端末上での み、スケジュール管理やメールといったものだけをASPサービスにより補うというような、比較的消極的な解決方法を選ぶことが多いようですが、今後 Byodを業務に生かす、ということを考えると、先に考えるのはソーシャルな部分での線引きではないかと思います。システムはその上で実装すればいいわけ ですから。

ただ、Byodという言葉、個人的には、鞄のスペースの取り合いじゃないか、タブレット型PCのシェア拡大を狙うマーケティング用語じゃないかと思えてなりません。

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